■東北地方太平洋地震を振り返る

2011年3月11日、午後2時46分頃に発生した地震は東北地方太平洋地震と呼ばれているものです。
現在2019年ですから約8年前に発生したものではありますが、人によっては8年も前のことなのかなどと考えているケースも多いのではないでしょうか。

東京や神奈川県、千葉県や埼玉県なども震度5強や5弱を観測しており、記憶の片隅に残っている人も少なくありません。
当時のことを思い出す、これは大きな地震が起きることを予測した時に何をしておくべきかを考えることに藻繋がります。

地震が発生して停電になったり、コンビニなどのお店に行っても売っているものは食料品以外、しばらくの間は食料品の確保も困難になった人も多いことでしょう。

しかしながら、関東地方でもこれだけの被害を受けているわけですから震源地に近い宮城県や岩手県、大津波に見舞われた福島県に住んでいる人にとっては今世紀最大の自然現象の一つであり、やむなく命を失った家族を持つ人も少なくありません。

特に、福島県は原子力発電所がある地域、この地震で放射能が放出してしまいマイホームを後にした人も多いのです。
復興は徐々に進められているものの、放射能汚染が起きている地域は道路にゲートが設置されており立ち入ることができません。

ちなみに、道路のゲートは国道などに設置が行われており、インターネットマップで見た時にそのゲートの様子をみることができます。
路線についても一定の区間が運休をしており、この区間を通るためにはバスを使って迂回をしなければならない状況です。

■現在でも特定地域は復興ができずにいる状態

震災から8年近くを経過している現在でも、特定地域は復興ができずにいる状態なのです。
東京から仙台まで新幹線を使えば約1時間半のアクセスです。

都心部からも東北地方はとても便利な場所になっているわけですが、アクセス環境が良い場所は身近かな場所でもあり、自分たちが住んでいるところから比較的近い場所で大きな震災が起きていることを再度認識することが大切ではないでしょうか。

尚、復興が勧められている場所は主に人が多く集まるような場所になっています。
例えば、仙台駅や福島駅などのターミナル駅周辺はいち早く正常の状態に戻っています。

しかし、大津波が発生した海岸地域などの中には、当時の参事を物語る様子のままになっている場所もあるようです。
道路などは整備が行われ車で走ることはできても、海岸近くにあった建造物は当時のままになっており、大津波による破壊力を知ることができます。

福島県内には避難指示解除準備区域・居住制限区域・期間困難区域の3つのエリアがあると言います。
避難指示解除準備区域は、復旧や復興のための支援策を迅速に実施したエリアで、住民の人々が自宅に帰ることができる、環境整備を目指した場所です。

こうした場所に住んでいた人々の中には自宅でゆっくりとくつろいだり、普段通りの生活を送っている人も多いと言われていますが、当時のことを思い出せば不安や恐怖がみなぎるのではないでしょうか。
そのため、住み慣れた家を売却して他の地域に移り住む人も多いと言います。

■居住制限区域について

これに対して、居住制限区域はどのようなエリアになるのでしょうか。
居住制限区域は将来的に住民が自宅に戻り、コミュニティを再建することを目的としたエリアです。

放射能汚染による除染を計画に実施し、早期の復旧が不可欠であると同時に、生活基盤となる施設の復旧を目指すエリアです。
こうした地域に住んでいた人の中にも、現在自宅に戻ることができて平穏な日々を過ごしている人も多いと言われていますが、震災が起きる前のような状況下ではないので、今後の復興に期待が持たれているのです。

一方、期間困難区域はゲートなどが設置してあるエリアで、放射線量が非常に高いレベルになっているなどからも自宅に戻ることができない地域です。
ネコや犬、家畜動物などがそのままの状態で残されているケースもあるようですが、こうした場所に住んでいた人はいつになれば家に帰ることができるのかなど保証がまったくありません。

もし、現在住んでいる家に戻ることができなくなった時、人は何を考えるのでしょうか。
仮に、新築で建てたばかりの住宅などの場合は、住宅ローンの支払いだけが残る、とてもやり切れない思いをする人は多いはずです。

ちなみに、期間困難区域は原発の事故から6年を経過しても空間放射線量が減らない地域と言います。
空間線量率は推定レベルでは年間の換算線量が20ミリシーベルトに定めが行われており、この数値が下回らない恐れがあるエリアを期間困難区域に指定が行われているようです。

アトックスなど、原子力関連会社のまとめより引用

当時は地域に近くづくことも許されなかったのですが、現在では物理的な防護措置を行えば立ち入りの許可を貰うことができるようになっており、長年住み慣れた我が家に戻ることも可能です。
但し、こうしたエリアは宿泊の許可を得ることはできませんので、家に帰ると言っても一時的なものに過ぎないのです。